掛軸展「満ちては引いて」12月11日(土)~19日(日)

12:00 ~ 19:00 会期中無休

数寄和では日本画家に表具の魅力や大切さを知って頂くために作品を軸装する機会を持って欲しいと考えています。

今回は東京藝術大学大学院出身5名の作品を掛軸に仕立てました。
ぜひご高覧ください。

【出展作家】(五十音順・敬称略)
小田川史弥 川上椰乃子 佐藤佑 能登真理亜 安河内蘭

展示作品一覧

 

 

小田川 史弥/Odagawa Fumiya

略歴

1996 神奈川県 生まれ

2018 東京藝術大学美術学部 絵画科日本画専攻 卒業

2020 東京藝術大学院修士課程 日本画専攻 修了

個展

2019 Fumiya Odagawa solo exhibition/GALLERY美の舎(東京)

2021 小田川史弥 個展/数寄和(東京)

          小田川史弥 個展/薬膳料理&薬膳カレー香食楽 (東京)

受賞歴
2015 金谷美術館コンクール 褒状/金谷美術館(千葉)

          藝大アートプラザ大賞展 優秀賞 (東京)

2016 SEED山種美術館日本画アワード 入選/山種美術館(東京)

          石本正日本画大賞展 審査員特別賞/石正美術館(島根)

2017 耀画廊選抜展 優秀賞/耀画廊(東京)

2018 東京藝術大学卒業制作展 サロン・ド・プランタン賞 台東区長賞 

          美の舎 学生選抜展 最優秀賞/Gallery 美の舎(東京)

2020 東京藝術大学修了制作展 京成電鉄藝術賞

          ギャラリーへ行こう2020 数寄和賞/数寄和


川上  椰乃子/Kawakami Yashinoko

略歴

1995 東京生まれ

2018 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業

2020 同大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画修了

現在  同研究室博士課程在籍

主な展覧会

2019 「おみやげ展-souvenirs of life-」(藝大アートプラザ/東京)

2020 「花と蕾」(藝大アートプラザ/東京)

           第一回「燕の会」(アートスペース羅針盤/東京)

           川上椰乃子個展「小さな話」(銀座中央ギャラリー/東京)

2021 「川上椰乃子個展」(フリュウギャラリー/東京)

          「保存日本画5人展」(銀座中央ギャラリー/東京)

          「旅展」(藝大アートプラザ/東京)

          「猫博覧会」(銀座画廊 美の起原/東京)

           第ニ回「燕の会」(アートスペース羅針盤/東京)

          「第30回奨学生美術展」(佐藤美術館/東京)

          「川上椰乃子展」(REIJINSHA GALLERY/東京)

          「第8回装幀画展」(Café & Gallery musée /金沢、枝香庵Flat/東京)

■紙について

 小作品(「柿」「霜降りいんげん」)で用いました楮、雁皮の混合紙は、雁皮紙の持つハリと平滑さ、墨色の際立ちを感じるとともに、楮紙の持つ彩色の明るい風合いといった双方の長所を感じました。個人的に、楮のみのものよりも彩色のエッジが効き、且つ捲りで描くと雁皮独特の縮みが生じて表情がつきやすく面白かったです。裏打ちに関しては、雁皮繊維の動きがあり、楮のみのものより伸縮が激しいためやや難易度が上がったように思います。  軸装作品で用いました長判の楮紙は、彩色、墨共に発色は穏やかに感じました。柔らかい表情や薄墨の表現などに向いてるように思います。濃墨では書などが向いているようにも感じました。


佐藤  佑/Sato Yu

略歴

1993 岩手県盛岡市出身

2018 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業

2020 東京藝術大学大学院美術研究科 絵画専攻日本画領域修了

2021 公益財団法人 日本美術院 院友

受賞歴

2016 安宅賞 (平成28年度東京藝術大学安宅奨学基金)

2018 東京藝術大学卒業制作作品帝京大学買い上げ

          第四回石本正日本画大賞展 大賞

2019 第23回 松伯美術館 花鳥画展 入賞

2020 東京藝術大学修了制作作品優秀作品Artの力賞受賞

          国宝「信貴山縁起絵巻」現状模写東京藝術大学買い上げ

2020 有限会社ひまわりコラボ リノベーション・オブ・ザ・イヤー 審査員特別賞

2019 春の院展(日本橋三越)、秋の院展(東京都美術館)(’20,’21)

展示活動

2018 第四回石本正日本画大賞展(浜田市立石正美術)

          干支展(新宿伊勢丹)

2019 第23回 花鳥画展 (松伯美術館)

          春の院展 (日本橋三越)

          秋の院展(東京都美術館)

          彼方へ(京都ギャラリー洛)

2020 桜色、桃色、思ひ色(京都ギャラリー唯)

          有芽の会(西武池袋)

          秋の院展(東京都美術館)

          鶏鳴の会(ホテル椿山荘)

2021 春の院展(日本橋三越)

          有芽の会(西武池袋)

          秋の院展(東京都美術館)

          6人展(京橋アートスペース羅針盤)

          佐藤佑初個展〜遠くから見ていた〜(京都ギャラリー唯)

          こころのけしき(ギャラリー美の舎)


能登  真理亜/Noto Maria

略歴

1991 神奈川県生まれ

2016 東京藝術大学 美術科日本画専攻 卒業 
2018 同大学大学院美術研究科 日本画修士課程 修了
          修了模写「国宝伴大納言絵巻 現状模写」東京藝術大学買上

個展
2020 「ひとりたちへ」西荻窪数寄和
          「ひとりたちへ」アートスペース羅針盤​

グループ展 
2018 「能登真理亜 古山結 二人展」アートスペース羅針盤 

          「年末年始に飾る絵画」西荻窪数寄和
          「たいせつなもの展 – 平成 -」靖山画廊

2019 「桃の節句」西荻窪数寄和
          「渺渺展小品展」東急百貨店たまプラーザ(’20)
          「渺渺展」東京銀座画廊、ギャラリー和田(’21)
          「たいせつなもの展 -Ah-Un-」靖山画廊 

2020 「-Nouvelle Generation- 次代を担う作家展」大丸東京(’21)

2021 「オクタグラム」名古屋松坂屋 8/11(水)-8/17(火)

公募展
2016 「seed 山種美術館日本画アワード 2016」(’19) 

          「ギャラリーへ行こう 2016」(’17,’18,’20)
2017 「第 22 回松伯花鳥画展」
2018 「FACE 展 2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」 

          「第 73 回春の院展」初入選 ( 同 74、75 回 )
          「再興第 103 回日本美術院展」初入選 ( 同 104 回 )

2019 「有芽の会」日本更生保護協会理事長賞

2021 「有芽の会」法務大臣賞

奨学金、助成金
2015  財団法人守谷育英会修学奨励金 奨励賞 (’16)
2019 公益財団法人吉野石膏美術振興財団「若手日本画家に対する展覧会助成」

          「年末年始に飾る絵画」西荻窪数寄和
          「たいせつなもの展 – 平成 -」靖山画廊

2019  「桃の節句」西荻窪数寄和
          「渺渺展小品展」東急百貨店たまプラーザ(’20)
          「渺渺展」東京銀座画廊、ギャラリー和田(’21)
          「たいせつなもの展 -Ah-Un-」靖山画廊 

2020  「-Nouvelle Generation- 次代を担う作家展」大丸東京(’21)

2021  「オクタグラム」名古屋松坂屋 8/11(水)-8/17(火)

公募展
2016  「seed 山種美術館日本画アワード 2016」(’19) 

          「ギャラリーへ行こう 2016」(’17,’18,’20)
2017  「第 22 回松伯花鳥画展」
2018  「FACE 展 2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」 

          「第 73 回春の院展」初入選 ( 同 74、75 回 )
          「再興第 103 回日本美術院展」初入選 ( 同 104 回 )

2019  「有芽の会」日本更生保護協会理事長賞

2021  「有芽の会」法務大臣賞

奨学金・助成金
2015  財団法人守谷育英会修学奨励金 奨励賞 (’16)
2019  公益財団法人吉野石膏美術振興財団「若手日本画家に対する展覧会助成」

■紙について

 紙は描きたいものやサイズに合わせてその都度使い分けています。最近は3〜4匁の薄い楮紙を使うことが多く、生紙への作業や裏箔を多用するようになりました。今回軸装作品に使用したのは土佐楮の桜染紙3匁で、紙そのものがとても美しく、少し艶のある表面は生紙の状態でも筆の滑りが良く絵具の発色も鮮やかでした。紙ありきの制作は根本から絵の作り方を変えるきっかけにもなったので、今後も研究の余地があるように思います。

 また桜染紙は「軸装する」という決定事項から描くものを決めたので、粒子のある絵具は最小限に、墨と胡粉、金泥をメインで使うことにしました。掛軸は表具としての形が強いので、画面は軽やかに見えるようにいつもより余白を多く取ってみました。 裂について、これは額装の際も感じますが、あてるものによって驚くほど画面の見え方が変わるのが毎回楽しみです。今回の裂のチョイスも、装いとして作品を引き立ててくれていると感じました。

 描きたいものやテーマと、素材研究として面白いもののバランスを取るのが面白く、また難しいと常々感じます。描きたいものに対してどの支持体が適切か、紙や絵具を活かすにはどう描けば良いのか、何に気をつけなければいけないか、最近はパネルに張り込むまでの工程がどんどん増えていっています。それがとても楽しく、まだまだやめられそうにありません。

 


安河内 蘭/Yasukouchi Ran

略歴

2018  東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業

2020  東京藝術大学大学院美術研究科日本画専攻修士課程 修了

受賞歴

2017  第38期瀧冨士国際美術賞特別賞 受賞

2018  第4回平成芸術賞 受賞

          一般財団法人守谷育英会修学奨励賞受賞

2021   吉野石膏美術振興財団「若手日本画家に対する展覧会助成」採択

展示歴

2021  日本画2人展 (アートスペース羅針盤)

          レスポワール展 個展 (銀座スルガ台画廊)

          五節句の賦 (九段耀画廊)

          絢の会(アートスペース羅針盤)

          as if-11名の美術家が音楽を表現してみた-(数寄和)

■紙について

 表面の繊細な光沢感と紙の風合を活かすべく、今作では紙の地が部分的に残るよう制作を行いました。

 今回使用した紙はなめらかな紙質のため、ぼかしや線描きのコントロールも思いのままに出来ました。また絵具の洗い出しにも毛羽立つことなくしっかりと耐えうる強靭さも備えており、様々な作風にも対応できると思いました。

 日頃の制作で頻繁に用いている厚手の麻紙と比べて頼りない印象がありましたが、実際に使用しその扱いやすさに大変感心いたしました。

 今後も様々な画材と向き合い表現を模索するとともに素材への理解を一層深めていきたいと思います。


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