滋賀会館シネマホールで観る「おくりびと」
滋賀会館シネマホールで、映画を観たのは2度目です。みなみ会館で、よく映画を観ていたころ。(へぇーこんな映画あったんだ!)インド映画の面白かったこと。でも、これって、みなみ会館だったからだと思います。今年は、インド映画で行くぞー!!という勢いがあったもの。良い映画を皆に観てもらいたいと、自主上映スケジュールだからこそ出来ることをやっておられました。カッコいいのですよね!RCSさん!さて、滋賀会館シネマホールで、初めてみた映画。どうしても観たくて観にいったのは、チラシにきっとまた会えるなんて記してあった「赤い風船」「白い馬」の2本立てです。詩情豊かな映像に、心が洗われるのでした。この映画、言葉を越え、ポエジーに溢れていました。仲良しのピアノ弾きマツタケダイスケさんに、「映画観にいって来た!とってもよかったよ!」と報告した映画でした。皆さんにもお知らせしたいので、「おくりびと」の報告をブログを通してしよっ!!と思います。「おくりびと」は、やっぱり良かったです。言葉を越えてポエジーがある場面がいっぱいあったのです。感動するモノってこういうところにありますね。言葉を超え、ポエジーがあること。祈りがありました。人と人のつながりがありました。愛がありました。
昨日は、滋賀の若手作家の展覧会に大阪へ行きました。「手すきの紙とあそぶ展」で、作品出品していただいた、蓮をよく描かれる高田学さんの展覧会です。展覧会をみせていただいて、教えていただいた堂島ロールを買いに歩き出しました。不思議なことにたくさんの人が嫌がらずに携帯を片手に並んで待っておられます。イチローと聴こえます。(フランス語モンシュシュ。私のお気に入りという意味…!)生きているって、不思議です。歩き出すことも、観ることも、そして、今のいまに存在することも不思議なことです。
(…でも、この今ってなんなのだろう?例えば・・・ピアノのドを弾くこと。ドだけ弾くこと。他の音と一緒に和音として弾くこと。メロディーの中でドを弾くこと。同じ?同じでない?どんなドもドと聴くのは、正しい?正しくない?間違い?勘違い?…言葉を越えて、ポエジーのある音楽を聴こう。そんな音楽を欲しがろう。…今、この今、生きているっていうことを感じ取ろう。)生きている今、そう思います。
「おくりびと」。この映画に出てくる納棺師という仕事を、目の当たりにして、はじめて、主人公自身も彼の奥さんも彼の友人も、誇り高い仕事なんだって感じます。納棺師は、死と向かい合う仕事です。聞いた最初は、皆、イヤな仕事だと感じるようです。…この仕事を素敵に感じさせたプロは、愛することから始まっていたのでした。数寄和の表具の仕事も、大切な思いや思い出をお預かりすることです。心を込めた仕事をしていきたいと思います。(あ)滋賀シネマホール http://www.rcsmovie.co.jp/shiga/
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自主上映を行なっているのは、RCSさん。
滋賀会館シネマホールは、RCSと共同運営しているそうです。