ピアノ弾きマツタケダイスケさんのコンサート
現代音楽作曲家の武満徹さん(1930−1996)終戦間近、蓄音機から聴いた音楽。リュシエンヌ・ボワイエのシャンソン♪聴かせてよ愛のことばを♪こんなに美しい音楽があったのかと思われたそうです。そして、その後、音楽家になる決心をされたようです。戦後、武満徹さんの家にはピアノがなく、ピアノの音が聞こえてくる家を見つけては弾かせて貰うよう頼んであがりこんだとのこと。不思議なことに断られたことは一度もなかったようです。芥川也寸志さんからこの噂を聞きつけた作曲家の黛敏郎さん。ご自身の家にあまっていた小型のアップライトピアノを全く面識のなかった武満さんに提供されたようです。武満さんが後日、薫さんを来訪され、その時見せた楽譜が「二つのレント」であったそうです。この曲は、武満徹さんが最初に公衆の面前で発表した曲でした。しかし、楽譜が行方不明となり、長い間忘れられていたようです。1989年に武満さんが、この曲を元に再構成し新曲「リタニ」とされました。「リタニ」とは、連祷(れんとう)。カトリック教会の礼拝で、司式者と会衆とが交互にかわす連続の祈りのことだそうです。滋賀びわ湖ホールであるマツタケダイスケさんのコンサートでは、このリタニも聴けるようです。また、4月26日には、藤居本家さんで酒蔵見学と試飲を楽しめるというお楽しみ付きの、マツタケダイスケさんのピアノソロアルバム『una corda』全曲演奏のコンサートもあります。このソロアルバム、数寄和スタッフみんな大好きで、良く聴きます!(ねっ ♪(・&・)♪)お人柄の良い松竹さんに会われた、数寄和に縁のある作家の方々もお気に入りなのです!!作家の山下和也さんもブログよもやま解体新書でコンサートの事などをご紹介されています。http://blog.goo.ne.jp/kazuyajack/
コンサート・アルバムなど、詳しい情報は、マツタケダイスケさんのブログuna cordaをどうぞ。http://jiri2.jugem.jp/
Copyright (C) SUKIWA OTSU All Rights Reserved. このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
5月30日。滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホールでは、
武満徹さんのリタニを演奏されるようです。