太鼓の音とヨシ松明に彩られた瀬田川
唐橋を渡っていると、太鼓の音が聴こえてきます。ふと、見ると…炎と太鼓の音に惹かれて…
辺りは幻想的な雰囲気に包まれていました。春の新芽の成長を促すために冬に刈り取られた葦。松明の炎が燃え盛り、水面を美しく照らしていました。
平成2年から行われてきた、この行事。大津市7か所は、真野、堅田、雄琴、下阪本、膳所、晴嵐、瀬田南のようです。約3km、約500本と見ごたえございますので、ぜひ、いつかご覧ください。葦原は、野鳥や魚たちの住処であり、自然浄化作用があります。琵琶湖の水の浄化にも役立っています。さてこのヨシ。日本では、稲刈りの後に芦刈が行われ、各地の風物詩となっていたようです。
数学、物理学、哲学者でもあったフランスのパスカル。断片集「パンセ」の中では、「人間は一本の葦にすぎない。自然の中でもいちばん弱いものだ。だが、それは考える葦である。」という有名な言葉を残しています。(あ)
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夜には、琵琶湖のヨシの松明が湖岸7ヵ所で一斉に点火されました。