七転び八起き
サンスクリット語のダルマの原義は法を意味するとのこと。日本では、江戸時代中期以降に起き上がり小法師(こぼし)とよぶ、何度転んでも起き上がる底に重りをつけたダルマが、はやりました。現在も、小法師を目にすることが多くあります。赤いだるまが多く、これは、達磨さまの衣の色であり、魔除けの色でもあるようです。願いごとでは、片方の目に墨をいれ、叶ってから残りの目に墨を入れます。七転八起(しちてんはっき七顛八起とも書きます)の七と八ですが、どうして、同数ではなく七と八なのでしょうか。さて、人間は、生まれた時にはまだ立っていません。そのため、まず立つところから始めると考えると起き上がりは、プラス1回です。「七転び八起き」となります。七の由来は、線を切ることを表した文字からきたそうです。横棒を縦棒で切ることを表してあるようです。七転び八起き。何度も転んだことを断ち切り、新たな一歩を踏み出すという意味合いの言葉のようです。数の七には、「千(多い)」という意味があり、八は末広がりで「幸福」という意味があります。ここから「七転び八起き」という言葉ができたという説もあります。余談ですが、扇子も末広がりで縁起ものとされていますね。
…たしかに、起き上がって初めて幸せを掴むこともできるという事でしょう。ほらほら、向こうの方に幸せが!!…転んだままじゃ、駄目ですよ。起き上がって歩かなきゃ!!と、しあわせ小法師さんに教えられます。今日は三月八日。末広がりの日ですね!(あ)
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七度転んで八度起き上がる意から、多くの失敗にもめげず、そのたびに奮起して立ち直ることをいうようです。