「生命の解剖学」生きた自然を描く ―中村恭子日本画作品展より
中村恭子さんの作品は蘭がたくさんあります。DMへの中村恭子さんの一文は展覧会案内にあります。http://www.sukiwa.net/otsu/gnews/image/2009/013002/index.html蘭を描かれた作品。他にも不思議な作品群。小泉八雲の世界をふつふつと思いだします。(あっ!カワウソだ!!)鳥がたくさん描かれた作品にカワウソを見つけて、中村恭子さんに、芭蕉の句を聴いていただきました。「獺(カワウソ)の祭見て来よ瀬田の奥 芭蕉」カワウソは捕えた魚を岸に並べて、すぐには食べない習性があるようです。この様をお正月に先祖を祭るのに見立て、獺祭(だっさい)と言います。俳句の世界では春の季語です。この作品には、人と関わりの深い鶯、目白などの鳥たちが描かれています。ご存知の方も多いように、鳥は言葉を覚えたり、芸をします。中村恭子さんのお話の中で、蘭にしても鳥にしても、深く関わることで、色んな事が見えてくるように感じました。広く深い世界。それを狭める発想に、どうしてなるのか?自分の中にある、不安や拒絶などの負の感情について考えてみる機会となりました。14日、15日は中村恭子さんが在廊しておられます。ぜひ、皆様お越しください。(あ)
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東京からお越しの中村恭子さんと作品についてお話しました。