2/6//2009  数寄和大津 近辺情報

ふらんす

■ 吉田加南子先生のご本。
本についているCDを聴きながら、
「フランス語って、愛らしいお菓子みたい…」と溜息が出ました。
「フランス詩のひととき」と「愛のフランス詩集」
>> 「フランス詩のひととき」と「愛のフランス詩集」 (87.41KB)

「フランス詩のひととき」(白水社)
詩人であり、フランス文学者であり、大学教授でもあられる吉田加南子先生のご本です。
本の入口に扉をあけて…と先生からのメッセージ。
フランス語を目でもたのしめ、付いているCDからも楽しめる素敵な本です。
愛くるしいお菓子のような、ふらんすの言葉。
甘くて、やわらかで、可愛らしくって、あ〜 
やっぱりフランスってなんてステキなんでしょう。

昨年の春の「フランス詩を書く」展では、先生の朗読を拝聴させていただきました。
詩人のお仲間たちが来られて、パリでのお話。詩人は迷子になる素質があるように感じて、方向音痴の私は、たいへんと親しみを持ちました。

…フランス。あの舌足らずのシャンソンを唄っていた…黒の衣装が特別な意味を持っていた…薔薇が、そう憧れのばらが歌われていた…フランスのシャンソン。真紅の口紅や…そう上品な香水の香り。川。塔。灰色のまち。お店の灯り。パン。チョコレート。整備された庭。お洒落な… オシャレな…。憧れのフランスの一片の景色。

「フランス詩を書く」…ふたたび想った日々。

すきわ草子に、その日々があって、確かめるためにページをひらいて…懐かしさが溢れてきました。もうすぐ一年です。やわらかい色彩のカーディガンがお似合いの吉田先生。
先生からのご本を拝見し、拝聴した今日の日も、ある日、懐かしい音色を思い起こしてくれる、一片の美しい景色となっていることでしょう。

吉田加南子先生、お会いできます日を楽しみにしております。(あ)