1/19//2009  数寄和大津 近辺情報

坐禅(ざぜん)

■ 達磨(だるま)大師は、嵩山少林寺において、壁に向かって9年間、坐禅を続けられたそうです。
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坐禅(ざぜん)とは、姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う、禅の基本的な修行法で、坐禅そのものは古くから仏教の基本的実践の重要な徳目であり、最初に行われたのがお釈迦様です。
お釈迦様から数えて、28代目の南インドの王国の第三王子として生まれた達磨大師は中国禅の開祖となります。壁観は達磨の宗旨の特徴をなしており、壁のように動ぜぬ境地で真理を観ずる禅のことをいうようです。

 
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さて、坐禅の正式には「坐」の字を使用します。
坐禅の「坐」の字は土の上に人が向き合って対話する形のようです。
人とは己れ自身と、もう一人は別なる人(内心の自分)のこと…。
叫ぶ己と応えるもう一人の自分。
禅の言葉に「主人公」があります。自己の主。真実の自己。仏性または、本来の面目ともいいます。

主人公を忘れたりおろそかにするところに現代の不安があり、大切な主人公をおおっている執着や妄想を払い除くことによって、主人公が目覚め、本来の真実の自己が姿を現すようです。
坐禅をしないと解らないことのように思います。

お馴染みの玩具のだるまさん。縁起物として現在も親しまれています。雪だるまも可愛らしいですね。(あ)