展覧会の醍醐味
鑑真(がんじん)和上。海を越え、日本に何度も来ようとなされ、視力まで失ってもなお、海を渡り日本に来られました。子どもの頃、すごい人だなと思っていました。この偉大な生きざま。事の発端は、長屋王が大唐国の僧の方々へ、千の袈裟を贈ったこと・・・。その袈裟の縁に縫い取りされていた偈文の言葉が鑑真和上の心を捉えたようです。
唐代で戒律の僧として高名だった鑑真和上。日本からの願いが長屋王の言葉となり、袈裟の縁に現れ、その言葉に心打たれた鑑真。12年の歳月をかけ日本に訪れた鑑真は帰化僧となり、日本における律宗の開祖となります。山川異域風月同天寄諸仏子共結来縁
作品の一点一点に、その作品固有の物語があります。佐竹先生の解説に依ってよりよく、作品の成り立ちや美しさを感じます。ぜひ、今年も沢山の美しいモノと出会いたいと思います。皆様も、数寄和大津にお気軽に遊びにいらしてください。(あ)
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17日は展示品の解説がありました。