12/5//2008  数寄和大津 近辺情報

ジヲカキテ 言葉ヲショクス

■ ジャケツイバラ科の常緑高木ブラジルボク。
この樹木が国号の由来のブラジル。
はるかの国から海を越え、滋賀大津へやって来たシルバさん。
ご縁で、私が書への道案内をさせていただきます。
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「私たちの仲間のシルバさんが書に大変興味があるのです。」
スタッフに頼まれて、私で良かったらいいですよ。とお返事したのが一月前。数寄和はスタッフ同士仲が良く家族のような感じです。私の気性も字も知っている上でスタッフから言われたのですから、わざわざ海を渡って来た人に申し訳ないなとも思いながら引き受けてしまいました。(シルバさん、ごめんなさいね。私も頑張って勉強しますね。)

はじめてお会いしたシルバさんは、事務室に相変わらず貼ってある私の字をみて、何となく字から人を知ったようでした。(笑)

2回目お会いしたシルバさんには、千里同風(せんりどうふう)と書き、先ずこれからやりましょうとお伝えしました。
とおく離れた所にも同じ風が吹くということで、世の中がよく治まっているとの意があります。

遠い国から来られたシルバさん。
いづれブラジルにお帰りになります。
遠く離れたところでも、まぁるい地球の上に、同じ風が吹き渡ります。
会えなくなっても、今日の一期一会が風を感じる感性となりますようにとの思いです。
とりあえず眼の付く所に貼っておいてくださいねとお伝えしました。

3回目は森山知己展のオープニングパーティに来て下さいました。
森山知己先生と熱心に話されました。


 
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そして、昨日の夜から数寄和大津でお習字です。
ブラジルで日本語を学んで、漢字の書き順に興味があったのでぜひ、書を学びたいと思っていたそうです。
シルバさんと話しながら、幼い頃の字と対面した気持ちを思い出します。字から言葉へと、興味、憧れが広がっていった頃のこと。世界が優しく迎え入れてくれた頃。

会うことも名も知らない筈のモノも世界に多くあります。
人も同じです。遠い国の知らなかった人。
けれど、シルバさん。お会いしましたね。

シルバさんに、目に付くところに貼っておいてくださいね。とお渡ししたのは、千里の道も一歩からです。

これから語学の優れたシルバさんに、私の方も言葉を頂く予定です。

シルバさんに、スタッフに、良い出会いをいただきました。
これから、「ジヲカキテ 言葉ヲショクス」というタイトルで皆さんにもこの出会いをお知らせさせて頂きます。

麻田