自慢できること
何かを始めるきっかけは、それを好きだったり、何とか自分とそれとの関係を深めたかったりするからだと思います。私の場合は、継続させようと思っているのが、笛と筆です。笛は音楽。時間と共に進み、消えます。哀しみも音楽と共に薄まっていくように思います。そして、つぎへと進みます。今のこの瞬間が素晴らしいときなのだというように音楽は私に教えてくれます。筆は書です。時間と共に言葉がはっきりと意味を持ち、残っていきます。美しい言葉、力強い言葉が沁みてきます。よい歳の重ね方が出来るとよいなと思います。今年は、数寄和大津の節目の年となっています。さらに充実させようと願っていたら、初めての書の展覧会をさせていただく事ができました。初めてのギャラリートークをさせていただく事ができました。作家の方、職人の方、お客様方、そして、場がありできたことです。節目らしく、森山知己先生の展覧会は竹。数寄和大津の建物の前にも竹の植え込みがあります。竹は、常緑で生命力があります。森山先生の作品を、皆さまにも、ご覧頂きたいと思います。美術、音楽、文学と多岐にわたって芸術とかかわっています。お陰で(?)、自分がなぜ此処にいて、これからどうしたいのか?という開廊のときから考えていることを、実際の私の人生の節目の話とともに、お伝えするような事となっていました。受けて立つ性格が災いしたようです。語れる力が無いのに、その時代に関わった人の話をするのは、難しいことです。私はこう思った、こう感じたとしか言えません。災い転じて福となってもらいたいものです!拙いお伝えの仕方でしたが、要するに、どんなときにも、どんな人にも、芸術を媒介に、コミュニケーションでき、感動でき、芸術って生きていくのに大切なものですねと言いたかったのです。作家さんが制作された作品を通して、ここ(数寄和大津の空間)ではお伝えしていく努力をしたいと思います。今日のタイトルの自慢できること。元気の無い時にスタッフが前にあげた落書きレベルの書を飾った自分の机の画像を送ってきたり、ブログの画像が冴えているといってくれたり、元気な私らしくないとなんとなく気づくような言葉かけをしてくれたり、、、、。ほんと、うちのスタッフはなかなかの良い子たちです。だから、いつも、作家の先生方にも褒められます。よいスタッフですね!優秀なスタッフですね!うちに関わっている作家の方々は、人を見抜く力のある人たち。作品を制作する力や、美術作品を観る力がおありなのですから、ステキな人を見抜く眼もおありです。関わってくださっている作家の先生方、やはり自慢の方々です。こうして、数寄和大津の展覧会の空間がステキになっていきます。作家の先生方、スタッフのみなさん、有難うございます。自慢できることが、「人」であることは、素晴らしいことです!!私自身は、、、継続は力なりということで、筆や笛も続けていることは、ちょこっと自慢です。不肖の私の師匠も、私の自慢です!!(あ)
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当たり前ですが、なかなか、続けるのって難しいですよね。