言葉
京都・滋賀には沢山お寺があります。門前に言葉が書かれているお寺も沢山あります。最近、目に飛び込んできた言葉に「歩けばそこに道が開かれる」があります。それをみて、宮沢賢治の「求道すでに道である」ということばを思い出しました。「智恵子抄」で有名な高村光太郎の詩「道程」の最初の一連もふつふつと思い出します。絵が好きな作家の方々と接していたり、伝三Fさんと接していると、おぼろげながらも、原点の輝きを持った、これら言葉の響きを感じ取ることが出来ます。宮沢賢治の童話には、不思議な世界が一杯あります。初めて読んだ宮沢賢治の童話は注文の多い料理店やどんぐりと山猫だったように思います。不思議な世界が、広がります。子どもだから頷く世界がきっとあり、それが賢治の童話の世界のように感じます。大人になると読み解こうとしてしまいます。大人になると信じる力が弱くなると感じます。
自然のなかに居た子ども時代。自然のなかの動物達。不思議の世界を観る目が養われる時期がありますが、大人になっても、かわいい!!だけではなく、ステキな世界を観る目を養えたら良いな、と感じます。(A)
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たしか、宮沢賢治の農民芸術概論綱要にあった言葉です。