若山卓 「 像(かたち)」展から
DMを観ただけでも、この作品の力が感じ取れます。ギャラリートークの時に、若山さんから自分で描いた作品というよりも何かの力によって描かされた作品という言葉が出ました。若山卓さんとは、数寄和大津が開廊した1年目では「すきわの扇子」展、2年目では「手すきの紙と遊ぶ」展と、毎年夏にお会いしており、今年も夏にお会いできるのを楽しみにしておりました。展覧会では、様々な表情の作品を観ることができます。山あり、月あり、花あり、、若山卓さんの好きな鳥が居ます。今年はカラスだけでなく、雀もいてご覧になられる人たちが大変と愉しんでおられます。そして、昨年の船幸祭の絵と大変充実した内容となっております。これだけの作品を制作されながら、ギャラリートークまでお願いして少々恐縮でしたが快く引き受けていただき、大切なことを感じ取れる貴重なお話をお聞きすることができました。ギャラリートークでは、若山卓さんのお人柄が出て、間をとり、言葉を熟させながらお話される様子に皆が耳を傾けました。ご本人はギャラリートークは苦手と言っておいででしたが、味わい深い話ぷりに、まだまだ聴きたい気持ちで一杯でした。さて、「手すきの紙とあそぶ展」では、カラスの作品を3枚制作されました。カラスを飼って居られたお話を扇子展の折にお聞きして1年後には作品となり、観る私達を楽しませてくれました。今年のカラスの絵。なんと存在感のある作品なのだろうと感心しました。昨年の作品も勿論心に響くものがあります。作家の言葉に「スケッチはそのような心に触れた形を筆と手に覚えさせる作業であり、非常に大切にしています。(数寄和のホームページより抜粋)」とあります。これからますます心に響く作品がどんどん出てくるのだろうと楽しみです。数寄和のホームページ作家をご覧頂くと作家の言葉が載っていますので是非ご覧ください。http://www.sukiwa.net/artworks/news/2006/wakayama.html
既に展覧会をご覧いただいた方から、このようなお話をききました。「なんと言うんだろう?良いオペラを観たときとか、涙が流れ落ちてくる時があるでしょ?この作品を観ていたらそんな気分のときみたい、、、、。」人の魂を揺さぶる作品です。皆さま、どうぞ数寄和大津へお越し頂き若山卓さんの作品をご覧ください。そして、山下和也さんのオリジナル仏画をご覧ください。(あ)☆お知らせです最終日31日は作家在廊日となっております。参考出品をしてくださっている山下和也さんもお越しいただけます。時間はまだ、はっきりしておりませんが、お問い合わせの上、どうぞ、お越し下さい。
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明日も来ていいですか?と言うご質問が出るほど、力のある作品です。