お寺と文化と
この日は、他のお寺へと民族楽器演奏家のロビン・ロイド先生の演奏も聴きにいきました。演奏の間にされる楽しいお話の中で三つの事柄が印象に残りました。一つは、アフリカの人の音楽には迫力のあるドラムだけではなく、カリンバやマリンバ等の優しい音の楽器もあるということでした。一つは、初めてお寺で演奏した時のお寺のご住職との会話でした。先生が、仏様にお尻を向けるのを気になされたのを仏様も喜ばれるからと言われたそうです。ライトアップされた青蓮院へいきました。まだ明るいうちに着いたので、たくさんの美しい鳥の声を聞くことが出来ました。少しずつ辺りが暗くなります。カラスの鳴き声が最後のようでした。ライトの点滅の間隔が一定の為、「せかせかすることなかれ」と教えられた気がしました。お寺という場所は、人をゆったりとした気分にするのはどうした訳でしょうか?ロビン・ロイド先生の印象に残ったお話のように、お寺は文化のある場所だからかも知れません。この日にお伺いしたそれぞれのお寺で、大切にされている襖絵や屏風や掛物などをたくさん観させていただきました。自然の空気や光や、そして鳥のさえずりも聞こえる空間。なんと豊かな場所なのだろうと改めて感心しました。これからもお寺が豊かな文化の場所であるように、数寄和大津も少しずつ豊かな場所にしたいと思います。(A)
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とても小さな百人一首を眼にしました。
数寄和では展覧会の題名に「あそぶ」をよく使います。
遊ぶことで楽しみながらつく力があります。
幼い子どもが遊びながら知恵がつくように工夫されたであろう品々をみると感動的です。