大津市役所の近辺には大津絵の石碑があります。
滋賀と言えばびわ湖。大津といえば大津絵。滋賀にも大津にも他にも有名なものは色々とありますが、琵琶湖を知らない人が少ないように、おそらく大津絵を御存知の方はたくさんいらしゃる事でしょう。今ではお土産品というと交通の便がよくなったお陰で、腐らずに色んな土地の色んな食べ物も簡単に手に入るようになりました。様々な風景もメディアの発達で簡単に見る事ができるようになりました。しかし、こんなに近くにある風景でありながら、日頃眼にしている瀬田川よりほんの少し北の琵琶湖の景色を眺め空気を感じながら、大津の民芸品としても有名な大津絵の石碑を見ていると、何故か懐かしい気持ちが沸いてきます。
滋賀は琵琶湖と四方に広がる山脈の地形で、たくさんの坂があります。坂は登る時はしんどいのですが、坂を登ると必ず美しい景色が眼の前を広がるのも、やはり空気との関係が大きくあるように思います。美しい滋賀の風景に感動し、先人達が沢山の歌や画を残しています。気持ちにゆとりを持って見渡すと見えてくるものも沢山あるのではないでしょうか。
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びわ湖があるからか、滋賀の秋は眼で楽しむということよりも空気から感じ取るものが大きいと思います。