12/2//2007  スタッフだより

マレーシアのスタッフより

■ ボルネオ島、キナバル山中腹のDusun人が住む村の結婚祝いに参加してきました。

昨日、友人の親戚の結婚祝いがあるということでDusunが住む村を訪問しました。ボルネオはマレーシアの一部で、マレー系、中国系、インド系の人々が住んでいますが、実はマレー系と言っても様々な民族が含まれます。その中の一つがDusun(ドゥスン)人で、マレー語の他に日常的にDusun語を話します。
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熱帯とは言えこの村は標高1000m以上に位置し、温暖な気候で、人々は米や温帯の野菜を栽培して生活しています。結婚祝いが行われている家に着くと既にたくさんの人が集まり、様々なマレー料理、Dusun料理が振舞われていました。

マレーシアはムスリムの国と思われがちですが、イギリス統治の影響が残りキリスト教を信仰する人々も多く、このDusunの人々もほとんどがキリスト教です。しかも彼らの酒の強さと言ったら目を見張るものがあります。この日も米やイモから作った酒がふんだんに振舞われました。

 
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新郎・新婦とその両親がまとっているのはDusunの伝統的な衣装。ビロードの織物から作られています。非常に素朴な会でしたが、人々の突き抜けるような笑顔、寛容的な温かさが印象的でした。