広い敷地を足早に美術館へ向いました。特別展BIOMBO/屏風 日本の美(大阪市立美術館)を観てきました。興味深い展覧会でした。本来、日本にあった伝統文化についてお若い方々にお伝えする役割を小さな会社ながら私どもも担っております。当日は能に親しむコンサートがあり、時計を気にしながらも拝見・拝聴させて頂きました。屏風の前でコンサートがありました。天王寺という場所や屏風の展覧会を意識したプログラムで、調和を大切にする日本人の美意識を感じました。外国への贈り物の屏風を観ながら、言語という抽象的表現ではなく具体的表現で美しさや伝えたいものを表し、違う言語の人々に喜んで頂けた日本の伝統文化の良さを改めて感じました。展覧会は12月16日までです。
先日、水無瀬に行ってきました。ガードレール代わりにタケノコが(!?)ありました。長岡に近い水無瀬はタケノコが有名なのでしょうか?マンホールの蓋の図柄をじっくり見ていくと場所によって様々のものがあり、面白いです。
花梨の実が沢山成っていました。日頃、この辺り(大津)では柿はよく目にしますが、花梨はめったにありません。所々に花梨の木があり、タケノコ(!?)といい、土地に拠って日常が様々である事に気づかされます。
「紅葉」と書き、「こうよう」とも「もみじ」とも読みます。細胞の液胞中のアントシアンが増して葉緑素が分解する為に「こうよう」は起こるそうです。「もみじ」は平安時代以降「紅葉」と書く例が多く上代は「黄葉(もみち)」だったようです。屏風展の能に親しむコンサートでは、日本語(七五調)の美しさについてのお話がありました。言葉の流れの美しさや字から感じ取るイメージの美しさについて色々な工夫をした昔の人たち。私達もこれからもっと出来る工夫について考え発信していきたいと思います。
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