スカシテみれば・・・
紙の厚みは意外なことに紙の重さから知る事ができます。匁(もんめ)と言い、同じ面積の紙であれば、重い方が厚いと言う事になります。
数寄和で扱っている紙は、手すきの紙です。数寄和は御存知の通り作品がより美しく見えるような引き立てる表装(軸装・額装)に、腕のよい職人と共に取り組んでいます。やはり、作品の耐久性を考えると作品を描くには手すきの紙がよいと思うのです。作品を制作する上で、裏からの仕事もやりやすく、仏画などの模写にも適しているように思います。
思えば、昨年の徳島近代美術館での「日本画ー和紙の魅力を探る」展。なんと意義のある展覧会だったのかしら?と図録を観ながら感心しています。紙と伝達。紙と表現。職人が、スカシテみれば、美しく漉き上がる手すきの紙。作家の方々が、スカシテみれば、表現したくなる手すきの紙。どうぞ、数寄和で扱う手すきの紙をご覧ください。企画 GO作成 M&A☆お知らせ「日本画ー和紙の魅力を探る」には、今展の森山知己先生の作品や記事が載っております。森山先生のHPもご覧下さい。http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/徳島県立近代美術館ホームページhttp://www.art.tokushima-ec.ed.jp/
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